こんにちは!キリです。
今日は、タミル語を学び始めると必ず直面する「です」や「だ」という表現についてお話しします。日本語では当たり前に使われる「です」や「だ」ですが、タミル語には実はこれらの表現がありません。この違いを理解することで、タミル語の基本的な文法がより分かりやすくなりますよ!
「これは本です」をタミル語で言うと…?
日本語では、「これは本です」という言い方をしますが、タミル語ではどう言うのでしょうか?タミル語では、「イドゥ(これは) プッタハム(本)」(இது புத்தகம்)と言います。直訳すると「これは本」となり、ここには「です」に相当する言葉がありません。
タミル語の文では、名詞で終わるのが基本です。例えば、「あれはペンです」は「アドゥ(あれは) ペーナー(ペン)」(அது பேனா)となり、やはり「です」は使いません。日本語に慣れていると少し違和感があるかもしれませんが、タミル語ではこれが標準の文法です。
形容詞の場合には「です」が必要!?
ここで「じゃあ、タミル語には本当に『です』がないの?」と思うかもしれませんが、少しだけ例外があります。それは形容詞を使うときです。
例えば、「これは美しいです」と言いたいときは、「イドゥ(これは) アラガー(美しい) イルック(です)」(இது அழகாக இருக்கு)となります。ここで「イルック」(இருக்கு)は「いる」という動詞に由来し、形容詞と結びついて「です」の役割を果たします。
つまり、タミル語では形容詞に関しては「です」に相当する動詞が必要になるということです。このポイントを押さえておくと、タミル語での表現が一層スムーズになります。
タミル語の文法はシンプル?
タミル語の文法は日本語に比べると、ある意味でシンプルです。「です」「だ」がないことで、名詞で文を終えるという簡潔なスタイルが特徴です。そのため、日本語のように複雑な活用を覚える必要がないというメリットがあります。
ただし、形容詞を使うときには「です」に相当する「イルック」などの動詞を使う点に注意が必要です。これさえ覚えておけば、タミル語の会話がグッと楽になります。
補足)名詞で文を終えた場合は活用はありませんが、動詞で終わる場合は主語により語幹の変化があります。
(参照)タミル語は主語によって語尾が変わります!3つのパターンで簡単マスター
まとめ:タミル語には「です」がない!?でも大丈夫!
タミル語では、「です」や「だ」という言葉がありませんが、それがかえってシンプルで分かりやすいとも言えます。名詞で文を終えるという基本ルールを押さえつつ、形容詞を使うときには「イルック」などの動詞を使うことを覚えれば、タミル語の会話はぐんと簡単になります。
タミル語を学ぶ上で、この「です」がないというルールをしっかり理解して、より自然なタミル語を話せるようになりましょう!次回も、タミル語の文法や会話に役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!