チェンナイへの海外赴任|英語だけで生活できる?3年間暮らした経験から解説
チェンナイでは英語だけで生活できる?
はい、チェンナイでは英語だけでも基本的に生活できます!
ただし、タミル語を少し話せるようになると、日常生活がさらに便利になるだけでなく、現地の人との距離も一気に縮まります。
こんにちは!キリです!
チェンナイで約3年間暮らし、現地の先生から日常会話で使われる口語タミル語を学びました。
現在は、日本人初心者に向けて、実際にチェンナイで使えるタミル語や、現地での暮らし・南インド旅行に役立つ情報を紹介する「キリタミル」を運営しています。
「チェンナイへの赴任が決まったけれど、英語だけで生活できるの?」
「タミル語を話せないと、現地で困るのでは?」
初めてチェンナイで暮らす方にとって、言葉の問題は大きな不安の一つですよね。
チェンナイのあるタミル・ナードゥ州では、タミル語が広く話されています。しかし、外国人が生活する範囲では英語もよく使われているため、最初からタミル語を話せなくても、それほど心配する必要はありません。
私はチェンナイで約3年間生活しましたが、仕事や買い物など、日常生活のほとんどを英語だけで送ることができました。
この記事では、チェンナイで英語が通じる場所や、ドライバー・メイドさんとの会話、タミル語を少し話せると何が変わるのかについて、私の経験をもとにお伝えします。
チェンナイではどこで英語が通じる?
外国人がよく利用する場所では、基本的に英語が通じます。
ホテル、レストラン、ショッピングモール、病院など、外国人が訪れることの多い場所では、ほとんどの場合、英語で対応してもらえます。
ただし、すべての人が流暢な英語を話すわけではありません。簡単な単語や短い文章を使って会話する場面も多くあります。
また、チェンナイで話される英語には、タミル語の影響を受けた独特の発音やイントネーションがあります。
赴任したばかりの頃は聞き取りにくく感じるかもしれませんが、毎日耳にしているうちに少しずつ慣れてきます。相手もこちらが外国人だと分かっているため、うまく聞き取れなければ、もう一度聞き返しても問題ありません。
初見殺し!タミル語母語者の英語発音
チェンナイで初めて英語を聞いたとき、日本で覚えた発音との違いに驚くことがあります。
人によって発音は異なりますが、私が実際に戸惑ったのは、次のような発音です。
VがWのように聞こえる
- Void(ヴォイド:無効にする)→「ワイド」
Hがほとんど聞こえない
- Hunger(ハンガー)→「アンガー」(怒ってる?)
- HIT(ヒット:現地で販売されている殺虫剤)→「イット」(それ?)
ThがTのように聞こえる
- Thanks(サンクス)→「タンクス」
例えば、「This is void」と言われたとき、「This is wide」に聞こえてしまうと、最初は何のことか分かりません。
ローカルスタッフ:「これワイド(Void)してください」
キリ:「広げるの(Wide)?」
ローカルスタッフ:「いやワイド(Void)してください」
キリ:「広げるんじゃないの???」
また、「HIT」と書かれた殺虫剤を「イット」と発音されても、英語の「hit」とすぐに結びつかないかもしれません。
まさに、チェンナイ英語の「初見殺し」です!
しかし、これは英語が通じないということではありません。発音の傾向を知り、何度か耳にすれば、次第に相手が何を言っているのか分かるようになります。
最初に聞き取れなくても、「自分の英語力が足りない」と落ち込む必要はありません。
日本で習った英語と少し音が違うだけかもしれない、と考えて聞き直してみましょう。
会社では英語だけで仕事ができる?
はい、外国人が勤務するような会社では、基本的に英語で仕事ができます。
私の経験では、外国人と一緒に働く現地スタッフを採用する際、英語力は重要な条件の一つになっていました。
会議やメール、業務上の指示なども英語で行えるため、仕事のために赴任直後からタミル語を話せなければならない、ということはありません。
ただし、現地スタッフ同士の雑談では、当然ながらタミル語がよく使われます。
英語だけでも仕事はできますが、タミル語の挨拶や簡単な言葉を知っていると、雑談の輪に入りやすくなり、現地スタッフとの関係づくりにも役立ちます。
ドライバーには英語が通じる?
英語力には個人差がありますが、簡単な指示であれば、多くのドライバーに通じます。
流暢に英語を話すドライバーもいれば、簡単な英語だけを理解するドライバーもいます。まさに人によってさまざまです。
それでも、
「ここへ行ってください」
「少し待ってください」
「明日は8時に来てください」
といった日常的な指示であれば、簡単な英語で理解してもらえることが多いです。
最初から長い英文で説明しようとせず、必要な単語を使って短く伝えるほうが、かえって分かりやすいこともあります。
毎日顔を合わせるドライバーだからこそ、簡単なタミル語も交えて話せるようになると、やり取りがよりスムーズになり、お互いに親しみも生まれます。
ドライバーに使えるタミル語を覚えてみよう!
ドライバーとのやり取りですぐに使えるタミル語は、次の記事で紹介しています。
行き先や時間を伝える実用的なフレーズに加えて、ドライバーに好感を持ってもらえる一言を10個厳選しました。
すべてカタカナの読み方を付けていますので、タミル語を初めて学ぶ方でも、そのまま使えます。
👉【内部リンク】駐在タミル語フレーズ その2〜ドライバーに好感を持たれる実用フレーズ10選
メイドさんには英語が通じる?
メイドさんによって英語力に差がありますが、簡単な英語で仕事の内容を伝えることはできます。
流暢な英語を話すメイドさんもいれば、簡単な英単語だけを理解するメイドさんもいます。この点は、ドライバーの場合とほとんど同じです。
掃除、洗濯、料理など、毎日の仕事で使う言葉はある程度決まっています。そのため、短い英語や簡単な単語だけでも、基本的な仕事のやり取りはできます。
ただし、細かな要望や、いつもと違うことをお願いするときには、うまく伝わらないこともあります。
そのようなときに、食事や家事に関する簡単なタミル語を知っていると便利です。言葉が通じるだけでなく、こちらから相手の言葉で話しかけることで、より良い関係を築きやすくなります。
メイドさんに使えるタミル語を覚えてみよう!
メイドさんとの食事に関するやり取りですぐに使えるタミル語は、次の記事で紹介しています。
料理の感想や食事の希望を伝えるフレーズなど、毎日の暮らしで使いやすく、メイドさんとの距離を縮める一言を10個厳選しました。
すべてカタカナの読み方を付けていますので、タミル語を初めて学ぶ方でも、そのまま使えます。
👉 【内部リンク】駐在タミル語フレーズ その1〜メイドさんに好感が持たれる食事フレーズ10選
ローカルなお店では英語が通じる?
私がチェンナイ市内で生活した感覚では、多くのお店で簡単な英語が通じました。
「どこまでをローカルなお店と呼ぶのか」にもよりますが、チェンナイ市内で普通に買い物をする範囲であれば、英語だけでまったく対応できない場面は、それほど多くありませんでした。
たとえ文章での会話が難しくても、商品の名前や数字などの簡単な英単語に、指差しや身振りを加えれば買い物はできます。
インドでは、英語を母語としない人同士が英語で会話することも珍しくありません。お互いに完璧な英語を話す必要はなく、「伝えよう」「理解しよう」という気持ちがあれば、意外と何とかなるものです。
英語だけでは困ることもある?
生活上、英語だけで大きく困ることは、それほど多くありません。
むしろ、相手も英語のネイティブスピーカーではないことが多いため、こちらの英語が中学生レベルであっても、必要以上に引け目を感じることはありません。
文法を間違えず、きれいな文章を話すことよりも、大切なのは相手に伝わることです。
短い英語に、表情や身振り、そして「何とか伝えたい」という気持ちを加えれば、十分に会話は成立します。
分からないときは聞き返し、伝わらないときは別の単語に言い換える。非ネイティブ同士だからこそ、お互いに歩み寄りながら会話ができるのです。
ただし、細かなニュアンスを伝えたいときや、英語が得意ではない人と話すときには、タミル語を知っていると助けになります。
タミル語を少し話せると何が変わる?
相手の反応が200%変わります!
こちらがタミル語を話すと、
「あなた、タミル語を話せるの!?」
という驚きとともに、相手の表情が一気に明るくなり、そこから会話が弾みます。
これは、日本で外国人から日本語で話しかけられたときのことを想像すると分かりやすいでしょう。
外国人が日本語で挨拶をしてくれたら、思わず、
「日本語が上手ですね!」
と返したくなりますよね。
タミル語も同じです。
英語は生活するための共通言語として便利ですが、タミル語は現地の人の心に近づくための言葉です。
流暢に話せる必要はありません。簡単な挨拶や、相手を気遣う一言だけでも十分です。
現地の言葉を使おうとする姿勢そのものが相手に伝わり、ドライバー、メイドさん、職場のスタッフ、お店の人との関係をより温かいものにしてくれます。
赴任前にどのくらいタミル語を覚えればよい?
必要なタミル語のレベルは、何のために学ぶのかによって変わります。
ドライバーやメイドさんと最低限のやり取りができればよいという方は、生活でよく使う短いフレーズから覚えましょう。
キリタミルでは、駐在生活ですぐに使える表現を次の記事で紹介しています。
まずは、ここで紹介しているタミル語の表現をいくつか覚えておくだけでも、十分に役立ちますよ。
一方、
「現地の人ともっと会話を楽しみたい」
「日常会話ができるくらいまで上達したい」
という方には、口語タミル語の学習をおすすめします。
タミル語には、文章などで使われる言葉と、日常会話で使われる言葉に大きな違いがあります。
私の感覚では、日本語の現代文と古文ほど違って感じられることがあります。
チェンナイで現地の人と話すことが目的なら、まずは実際の日常生活で話されている口語タミル語から覚えましょう。
キリタミルでは、初心者でも口語タミル語から会話を始められるように、カタカナの読み方を添えて紹介しています。
👉【内部リンク】タミル語は何から勉強すればいい?初心者におすすめの学習法を解説
チェンナイ生活のために、まず何を覚えればよい?
赴任前は、毎日使える挨拶と、ドライバー・メイドさんに伝える短い言葉から始めましょう。
最初から、たくさんの単語や難しい文法を覚える必要はありません。
まずは、次の3つから始めてみてください。
- タミル語の基本的な挨拶を一つ覚える
- ドライバーに伝えるフレーズを一つ覚える
- メイドさんに伝えるフレーズを一つ覚える
覚えた言葉は、実際に現地で使ってみましょう。
たとえ発音が完璧でなくても、相手はきっと喜んでくれます。そこで会話が生まれれば、それが次のタミル語を覚えるきっかけになります。
次の記事では、「必ず使うタミル語200単語」の中から、挨拶に関する言葉をまとめて紹介しています。
すべてカタカナの読み方を付けていますので、タミル文字が読めない方でも、気になった挨拶を一つ選んですぐに使えます。
まとめ:チェンナイでは英語だけでも生活できる!
チェンナイでは、英語だけでも基本的に生活できます。
外国人が利用する施設や会社では英語が通じますし、ドライバーやメイドさん、ローカルなお店でも、簡単な英語を使えば多くの場面で意思を伝えられます。
大切なのは、難しい英語を話すことではありません。
短い英語に、表情や身振り、そして相手に伝えようとする気持ちを加えれば、非ネイティブ同士でも十分に会話できます。
そのうえで、タミル語を少し覚えると、チェンナイ生活はもっと楽しくなります。
英語は生活を便利にする言葉。
タミル語は現地の人との距離を縮める言葉。
最初からタミル語を話せなくても心配はいりません。まずは英語で生活を始め、毎日の暮らしの中で、使いたいタミル語を一つずつ覚えていきましょう!
キリのひとこと
チェンナイで暮らすために、最初から流暢な英語やタミル語は必要ありません。
私も、言葉は実際に使いながら少しずつ身につけてきました。
タミル語で一言話しかけると、相手の反応が本当に変わります。
ぜひ皆さんも、チェンナイで英語を恐れずに使いながら、簡単なタミル語にも挑戦してみてください。
その一言が、現地の人との素敵な関係をつくる第一歩になりますよ!✨
